表 具

表 具

表具の施工
  • 掛軸の表装
  • 腰張り
  • 襖(ふすま)・障子
  • 屏風・衝立
掛軸の表装

掛軸の表装

第一の茶道具といわれる掛軸ですが、表装の役割は見た目を美しくするためだけではなく、書の価値を損なわないよう美しく保つ目的もあります。

掛軸は多くの部材を組み合わせるものですが、紫匠庵では茶道の流儀とお客様の想いに沿って、ひとつひとつ丁寧に仕立てさせていただきます。

新調、修繕を問わず、お客様からお預かりするこの世にひとつしかない大切な書の筆致との調和を重視しつつ、おもてなしの心を込めて装飾する事を心掛けています。

腰張り

腰張り

茶室の腰から下の部分に和紙を貼ることを腰張りと称します。

壁や衣類を傷つけたり、汚したりしないようにすることが目的ですが、室内の美しさを引き立てる目的もあります。

和紙、糊(のり)の選定から貼り付けまで、表具師の経験と技術を感じていただける仕上がりをお約束します。

襖・障子

襖・障子

襖や障子は茶室の雰囲気を大きく変えるもののひとつです。
流派や好みに応じた和紙、金具選びのアドバイスから美しい仕立てまで、自信を持って請け賜わっています。

特に茶道口で使われる太鼓襖の切り引手などは、熟練の表具師の技術の見せどころとなります。

張替え、修繕のご相談もお気軽にご相談下さい。

屏風・衝立

屏風

茶道では釜(風炉)の前に置く仕切りとしての風炉先屏風が必要です。良い風炉先屏風は、道具を引き立て茶室を彩ります。

季節や好みで様々な意匠で仕上げることができます。流派による寸法や使用の違いについても、表具師が適格なアドバイスをさせていただきます。

また、お使いの屏風の虫食い、紙番の破れ、額の傷、捻じれなどの修繕もお任せください。


表具師

Plasterer
表具師・中島 匠
Takumi Nakajima

中島 匠

表具師
1977 年2 月2 日京都市生まれ。1998 年株式会社静好堂中島入社、現在同社取締役。

伝統工芸「表具」の良さを少しでも多くの方にお伝えしたい。

表具師は、主に掛軸や額、襖や障子など和風建築の内装を中心とした和紙を用いたものを扱う仕事です。表具師という名前を聞いたことのない方も多いと思いますが、私は幼少より祖父の仕事を見て触れて育ちました。その祖父はいつも「この仕事は、いつになっても極める事はできない。お客様から預かった仕事はこの世に一つしかないため、常に緊張感を持って仕事ができることが幸せだ」と言っておりました。尊敬する祖父に近づきたい、祖父みたいな表具師を目指し超えたいと思い、表具師の仕事を継ぎました。

様々な伝統産業の技術が継承されるように、私もその橋渡しを担いたいと考えております。最近になり、ようやく祖父の言葉の一端を感じられるようになりました。私なりの表具師の道を確立するため、受け継がれた技術をしっかりと継承し、お客様の話を聞き、空間を感じ、お客様に喜んでいただけるように考え、おもてなしの心と気持ちを入れて仕事をしています。和風建築が減少する中、少しでも表具の良さを伝え、現在の生活に合う表具の形を確立できるよう、精進してまいります。

主な実績

作品 :
国立京都国際会館( 宝松庵)、大阪城西の丸庭園( 豊松庵)、和歌山城紅葉渓庭園( 紅松庵)、裏千家学園、裏千家東京道場、伊勢神宮( 神宮茶室)、姫路城西御屋敷跡庭園( 双樹庵)、熊本城( 本丸御殿)、京都迎賓館、光雲荘、サントリー美術館、ロサンゼルス上杉邸、大徳寺聚光院庫裡、吉兆、俵屋旅館、炭谷旅館、中村藤吉本店、上七軒中里ほか

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