上質な土に囲まれる
さらに趣のある
癒しの空間へ
匠が塗り上げる芸術品ともいえる作品は、時の移ろいとともにより味わい深いものになるでしょう。
紫匠庵のでは京壁のスペシャリストの匠が直接現場に赴き、現場の状況や、お客様様のご意見を伺いながら、ご提案し施工を行います。
美しい土肌が,
和の風情と侘び寂びをより深く表現してくれます。
左官工事 |
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京壁(聚楽壁 ※1)
本格的なお茶室に不可欠な京壁は、すべて天然の素材から造られる壁はあたたかみのある独特の風合いが好まれています。
全国各地の良質な土と、藁(わら)などを、施主様のご希望や茶室に合わせて配合し、世界で一つだけの手作りの壁を造り上げます。
現在の住宅に多い、合板や石膏ボードなどの上に塗ることもできるので、お住いのお部屋を茶室にリフォームすることもできます。
※1)本来の聚楽壁は楽第跡地付近で産出された「聚楽土」を使った土壁を指しますが、現代では聚楽土を使用していなくても、聚楽壁の風合いを再現している土壁のことを総称しています。
土間三和土・土塀
客人をお迎えする土間三和土(どまたたき)や土塀も、技術はもとより、その材料や配合割合で、仕上がりや耐久性が左右されるので、職人の腕が問われます。
左官
田中 昭義
自然素材のもつさまざまな優しさを感じてほしい。
左官は土の仕事です。世界には数多くの古い造作物が残されており、そこにはその地方の風土に合った土が用いられています。我々のような左官の職 人が本当の意味で伝統を守っていくためには、博物館に展示するために壁を作るのではなく、生活に密着したものとして、必要に応じて時代や地域の 要素を加味しながらその技を進化させていく必要があります。
歴史と文化の宝庫である京都は、伝統産業と最先端の産業が両立している都市です。京都の歴史と風土に育てられ、先人から受け継いだ京壁を次世代 へ大切に継承したい。その想いで昔ながらの材料・技法にこだわり、現場に取り組んでいます。土壁とその技術を、生活に密着したものとして、人々 が暮らしていくための空間の一部として受け継いでいきたい。その想いを“京コテ壁” として表現してまいります。
主な資格・実績
- 資格 :
- 左官一級技能士・職業訓練指導員・登録左官基幹技能者
- 受賞 :
- 第2 回左官アートコンペティション入選など
- 作品 :
- 建仁寺、高台寺、白沙村荘、さかい利晶の杜『さかい待庵』、45r サンフランシスコ店ほか